医療法人社団 藤寿会

佐藤病院

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総合のお知らせ

メディア掲載のお知らせ

2017年7月20日

当院の登山者健診担当の川本医師が先日「夕刊フジ」の取材を受けて記事に掲載されました。

元記事:「登山中の遭難死原因で多い「心臓病」のナゼ 無自覚の「隠れ心臓病」から突然発症」(夕刊フジウェブサイトZAKZAK)


以下、全文です。


登山中の遭難死原因で多い「心臓病」のナゼ 無自覚の「隠れ心臓病」から突然発症

スクリーンショット 2017-08-12 13.48.13.png梅雨が明ければ、夏の登山シーズンが到来。登山中に起こりやすい病気の1つに「心臓病」がある。40歳以上の人は、自覚のないまま動脈硬化が進んでいる場合があるからだ。山に登る予定があれば、事前の対策、検診をしっかりやっておこう。

 【健常でも血圧上昇】

 登山中の遭難死の原因として、心筋梗塞などの「心臓病」は「外傷」「低体温症」に次いで多い。なぜ、発症しやすくなるのか。藤寿会佐藤病院(東京都荒川区)で登山者検診を担当する川本雅司医師(日本登山医学会認定山岳医、帝京大学医学部教授)が説明する。

 「国内北アルプスの診療所のデータでは、40歳以上の人は入山1~2日で正常血圧者でも47%が高血圧になり、もともと高血圧の人では75%が血圧コントロール不良になると報告されています」

 血圧が上がれば、心臓への負担が増え、ついには心臓自体の酸欠(狭心症や心筋梗塞)を招くという。

【夜行バス登山は注意】

 国内の別の研究では、登山開始から6時間以内の発症が多いという報告もある。登り始めて体が慣れてくると、疲労や苦痛を感じにくい「クライマーズハイ」の状態になる。そこに脱水が加わることで、狭心症や心筋梗塞を発症しやすくなる。

 「特に夜行バスで行く登山は要注意です。睡眠不足だと、交感神経が優位になって心臓に負担をかける上、登山開始前から脱水になっている可能性もあるからです」

 いずれにしても、自分は健康だと思っている中高年者は注意。いつ狭心症や心筋梗塞になってもおかしくない無自覚の「隠れ心臓病」の人が突然発症するのだという。

 「登山中に胸や肩、首が痛くなり、心臓病の疑いがあれば無理に動かず、警察に通報して救助ヘリを呼ぶしかありません。携帯電話が不通なら周囲の登山者にも協力を求めてください」

 【対策は運動習慣】

 登山中の心臓病を防ぐには、事前に普段から運動をしておくことが大切という。隠れ心臓病の人は、この時点で発見につながる。

 「バックパックの登山の運動強度は7メッツ。これはジョギングなら10分以上、スイミングではクロールと同程度です。ウオーキングの運動習慣では足りません」

 ちなみに本格的な登山では8メッツ以上。ランニングでいえば、1時間で8キロ走るのに相当する。生活習慣病のある人は登山前に主治医に相談することも大切。主治医のいない人は登山者検診を行っている医療機関で検査を受けておこう。

 「心臓病の持病があっても登山ができないわけではありません。主治医の指導にしたがって管理をきちんとすれば、ある程度の登山は可能です」

 《登山時の注意ポイント》

 ★睡眠不足での登山はNG

 ★登山中は30分おきに200~250ミリリットルの水分補給を(できれば登山開始前に500ミリリットルくらい水分をとる)

 ★歩く速さは、会話しながら登れるペースを目安に(一番遅い人のペースに合わせるのが鉄則)


メディア掲載のお知らせ

2015年5月28日

当院の登山者健診担当の川本医師が先日「夕刊フジ」の取材を受けて記事に掲載されました。

元記事:「山の健康トラブル 脱水、膝の負担にご用心」(夕刊フジウェブサイトZAKZAK)

以下、全文です。

山の健康トラブル 脱水、膝の負担にご用心

スクリーンショット 2017-08-12 13.42.14.png新緑が気持ちいいシーズン。登山やハイキングに出かける人も多いと思うが、中高年の慣れない山歩きは健康トラブルに十分注意したい。特に生活習慣病など持病をもつ人は、自分の体の状態に見合ったコースを選ぶことが大切だ。

 【体力低下の認識を】

 長野県の調べでは、登山者の6割が中高年、遭難者の8割が中高年だ。山で体調不良が起こると滑落や転倒を起しやすく、それが遭難に直結する。藤寿会佐藤病院(東京都荒川区)で登山者検診を担当する川本雅司医師(日本登山医学会認定山岳医、帝京大学医学部教授)は、「カムバック登山者ほど危ない」と指摘する。

 「若い頃に登山経験が豊富でも、継続していなければ現在の体の状態は別ものと思った方がいい。そのギャップを認識していないと遭難につながってしまう」

 60歳の脚は、太さが変わらなくても筋肉量は20歳の半分。平衡(へいこう)感覚は50歳で20歳の半分に低下するという。

 【急死のリスクが20倍】

 さらに注意したいのは、中高年になると脱水になりやすいことだ。

 「年をとるほど、若い人に比べて体重当たりの水分量は少なくなります。さらに尿の濃縮力が低下して尿量が多くなるので、水分が足りていると誤解してしまう。富士登山の高齢初心者では、登山中に必要水分量の3分の1しか補給できていないというデータもあります」

 脱水に気づかないでいると熱中症や高山病を起しやすいだけでなく、血液がドロドロになるので、心筋梗塞や脳卒中の発症リスクが急激に高まる。

 「山で急死する危険性は平地の20倍。その半数は心血管疾患です。狭心症(胸痛が起こる)で倒れて転落するケースもあり得ます」

 【水分補給をこまめに】

 中高年者が安全に山登りをするには、持病が十分コントロールされていることが前提。出発する際に市販のスポーツドリンクを半分に薄めて、最低2リットル以上は持っていく。日帰りでも、家に帰るまでにすべて飲みきっていることが理想だ。

 「1回の水分補給で体が吸収できるのは250ミリリットルが限界です。ザックに水筒を入れたまま、歩きながらホースで飲める用具もあるので、30分おきくらいのこまめな水分補給が重要です」

 脚にかかる負担で大きいのは、特に下り坂での膝への負担。転倒予防のためにも、下りではトレッキングポールを使用する。できればヘルメットもかぶった方がいいという。

 「山登りで使う体力は14キログラム以下の荷物でも、スポーツではジョギング、テニス、サッカー、スイミングなどに相当します。自分の体力に見合う無理のない行程を計画して、ぜひ山歩きを楽しんでください」

 《山歩きの水分補給ポイント》
★水と電解質を同時に取れるスポーツドリンクを半分に薄めて最低1日2L以上持参
★1回の給水で体が吸収できるのは最大でも250ml
★30分おきくらいにこまめに飲む
★必要な水分量(ml)
 =体重(kg)×登山時間(h)×5ml

ホームページを開設致しました。

かねてよりご要望をいただいておりましたホームページができました。
これからはホームページを用いてお知らせなどをします。